2011/07/08

ESXiをUSBブート(カスタム有り)

USBにインストーラーを入れるのではなくて、USBからESXi本体が起動するように直接USBにインストールする方法で、その際カスタムのドライバを入れる場合。

用意するもの


  • VMWareのインストーラーCDのiso
  • 占有されても構わないUSBメモリ1G(実質900Mぐらいで、1Gより大きくても無駄になるだけ)

Windowsで作業する場合の例



手順

Windowsの場合

  1. VMWareのインストーラーCDのisoを仮想ドライブにmountするなり、7zipで展開するなりして、imagedd.bz2 を取り出す
  2. できたimagedd.bz2 を 解凍(ここでも7zipで)
  3. imagedd を WinImage に突っ込み、"Select the partition to connect to"に、そのまま"Parition on disk0,...."でOKする。
  4. oem.tgzを取り出す。選択して右クリック、Extract。
  5. 取り出したら元のoem.tgzは選択、右クリック、Delete file で削除。
  6. 必要なドライバを揃えたoem.tgzと入れ替える。ドラッグするか、メニューアイコンからInject
  7. boot.cfg に、--- oem.tgz の記載があるのを確認。なければ追加
  8. Saveして、Close image
  9. imagedd を DD for Windows に USBメモリに書き込み
  10. 完成。usbからブートしてみよう。

Linuxで作業する場合

oem.tgzの試行錯誤をする場合、mount して直接上書きすればいいので、個人的にこちらの方が楽でオススメ。

  1. isoを mount する。mount -o loop VMware...iso /mnt/iso とかして。
  2. imagedd.bz2 を取り出し適当なところで解凍 bunzip2 -c /mnt/iso/imagedd.bz2 > /tmp/imagedd
  3. USBメモリにimageddを書き込む dd=if/tmp/imagedd of=/dev/sdd (デバイス名は環境によって異なるでしょう)
  4. デバイス名が /dev/sdd なら、sdd5を 適当な場所にmountする
  5. oem.tgzを取り出し、オリジナルは削除(必要に応じてバックアップ)
  6. oem.tgzをカスタマイズして、USBに書き戻す
  7. umount して完成

どちらで作業する場合でも、で、肝心のoem.tgzはどうやって作るんだという話は、次回へ。